市蔵氏ゆかりの地、下総御料牧場

横芝光町から北へ約30分、成田市の三里塚に桜の名所として知られる「三里塚記念公園」があります。

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この公園は明治21年誕生し、昭和44年、新東京国際空港(成田空港)の建設により栃木県塩谷郡高根沢町に移転するまで、我国の畜産振興のパイオニアとして輝かしい足跡を残してきた「下総御料牧場」の在りし日の姿を忍び、御料牧場の名を永くこの地にとどめるため、「三里塚記念公園」として成田市により整備・管理されています。

「下総御料牧場」は開場以来、宮廷牧場として広大な敷地内では牧畜と農耕を二本柱に、先進的かつ独立採算的な多角経営が行われ、農畜産物の加工は元より日本獣医学発祥の地として、また日本競馬界の先駆けとして活動が続けられました。昭和7年(1932)の第1回日本ダービーの優勝馬ワカタカも、ここ「下総御料牧場」から誕生しました。

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文献によると、大木市蔵氏も昭和4年当時の酒井匠場長のもとに、陛下や宮中の方々の召し上がるハム・ソーセージ造りの為、2ヵ月間指導に赴いたようです。

公園内の「三里塚御料牧場記念館内」には、その業績と貴重な皇室資料、縁の文人資料などが多数展示されており、当時のハムやソーセージの製造の様子を撮影したパネルも展示してあります。
大木式ハム・ソーセージの製法なのでしょうか?非常に興味深いところです。

成田市から横芝光町までは、成田山新勝寺・成田空港・航空科学博物館・芝山仁王尊・殿塚姫塚など気軽に行けるスポットがたくさん。
GW明けのこの週末、上空に飛行機を眺めながら、成田から横芝光町まで遊びに来られるのはいかがでしょうか?

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公益財団法人 花と緑の農芸財団  三里塚記念公園
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成田市観光協会 三里塚記念公園
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