こちら播州ハムさんでお預かりした資料です。
昭和37年の胸像建立式典の写真、大木ハムの商品に使われていたラベル、そして当時の大木ハムのパンフレットです。
ラベルには「千葉工場謹製」とありますので、当町(当時は光町)の工場で製造された製品のものであったことが分かります。
同じように、播州ハムさんや、竹岸ハム(プリマハムの前身)さん、その他当時の営業されていたハム屋さんのラベルもあります。
(余談ですが、プリマハム創業者の竹岸政則氏は横浜の大木ハムで修行中、横芝出身で大木ハムに務めていた川島ゆわさんと結婚し、金沢で竹岸ハムを創業、順調に業績を伸ばし日本でも有数の食肉加工会社、プリマハムとなります。)
そしてパンフレットには貴重な記述がありました。
「小店主日本人として初めてソーセージの製法を始め、其の普及の為消費せる資本は其の額弐拾萬円以上なり、養成せる技術者数十人、北海道より天津に至る地域に分在せり、また大学その他公共的講習会にて講習せる人員万余を数ふ」
これでソーセージ伝来の歴史が繋がった気がします。
他にも手持ちの豚肉加工関係の資料と合わせて、今後ソーセージ伝来の流れについてまとめていきたいと思います。
なお、胸像建立式典の写真は、引き伸ばして1枚を市蔵氏のご親族にお届けし、もう1枚は11月16日の横芝光町産業まつりにてお披露目する予定です。