昨夜は日本におけるソーセージの父、大木市蔵氏のソーセージ復刻事業の試作会でした。
今回試作したメニューは以下の3品
1.ロースハム
2.ハム・ソーセージ(ソーセージの中にハムの肉を詰めたもの)
3.タングソーセージ(ソーセージの中に豚の舌(タン)を詰めたもの)
ロースハムは産業まつりで感じられたパサパサ感の改善をテーマに、他2品は初の製作でした。
ロースハムのパサパサ感はボイル工程の方法を変更し、肉のしっとり感、脂の旨味が引き出せるようになりましたが、まだ色あいと熟成感に課題を残しました。
ハム・ソーセージは味はまあまあですが、色合い(見た目)に課題、タングソーセージは食感も味も良かったのですがパンッとした感じが不足等、次回取り組むべき課題が見えてきました。
市蔵氏のお孫さんである大木公一氏から
1.加工品には加工品に向いたカットがある。正肉用のカットでは良い加工品はできない。
2.ソーセージは兎にも角にもエマルジョン(「肉」と「脂肪」と「水」の(乳化物)が大事。
3.塩漬けの温度が低すぎる、ボイルの温度は逆に高すぎる、これを改善すればもっと良くなる。
など多くのアドバイスをいただきました。
課題は山積みですが、また一歩前進したのと、まだまだ伸びしろがあるこことに喜びを感じました。
試食会終了後、ファミレスに移動し今後の方向性についての検討会、熱い夜となりました。