平成26年5月8日 プレゼンテーション

平成26年5月8日(木)、千葉県商工会青年部連合会主催、リーダーズセミナーにおいて、当部の本年度事業「ソーセージの開発事業」のプレゼンテーションを行いました。

P5080061 P5080056  発表者はコテージ&ペンション「なんじゃもんじゃ」の秋葉秀央さん。プレゼンは完璧で、改めて彼のすごさと、彼が当部にいることのありがたさを実感しました。
さて、なぜ横芝光町でソーセージかを説明させていただきますと、日本にドイツ式ソーセージを広めたのは、当町出身の大木市蔵さんという方でした。この方は中学校卒業後、横浜中華街の「江戸清」(当時は肉屋、豚まんの元祖)に修行に行きドイツ人のマーテンヘルツ氏と知り合い、ドイツ式ソーセージの技術を教わり全国に広めた方です。
第2次世界大戦終了後、市蔵氏は郷里横芝光町、橋場(現在のリカーショップ四方さんのあたり)にてソーセージ・ハム工場を開設します。
こちらで多くの方が修行をし、そのお弟子さん達が全国に技術指導に赴き、また独立したりで豚の加工技術及びハム・ソーセージの技術が広まったのです。
しかしながら、現代においては市蔵氏の流れをくむハムソーセージ工場も大手の廉価版の製品に押され、廃業に追い込まれその技術も消え去りそうになっています。
当部では平成26年度事業として、大木市蔵氏が全国にソーセージ技術を指導するときに使用した文献にあるレシピに沿って製品を造るとともに、市蔵氏の流れを組む事業所や、親族の方にお話しを聞き、大木市蔵WEB記念館を創設することとなりました。
事業の一環として、イベントでの試食や、手作りソーセージ体験教室なども企画していますので、是非ご参加下さいますようお願い致します。
写真3枚目は弟さんが継がれ現在でも営業している、横浜元町の「大木ハム」のショーケース。町立図書館にある「ソーセージ物語」には大木市蔵氏のことが書かれていますので是非読んでみて下さい。