平成26年8月28日 「戦争の愚かさ伝える満蒙開拓団の映画」

【満蒙開拓団の映画】

おはようございます。
本日NHKの番組おはよう日本の中で「戦争の愚かさ伝える満蒙開拓団を描いた映画」として、『望郷の鐘 ~満蒙開拓の悲劇~』がとりあげられました。

manmou映画は今秋公開予定で、出演は内藤剛志さん、渡辺梓さん、星奈優里さん、山口馬木也さん、勝又さゆりさん他のようです。

満蒙開拓団とは、満州事変以降太平洋戦争までの期間に日本政府の国策によって推進された、中国大陸の旧満州、内蒙古、華北に入植した日本人移民の総称であり。1932年から大陸政策の要として、また昭和恐慌下の農村更生策の一つとして遂行され、14年間で27万人が移住したようです。
この事業の後年(昭和13年~昭和20年の敗戦まで間)には8万6,000人の青少年が満蒙開拓青少年義勇軍として、満州の開拓と警備を目的として移民したしましたが、約2万人の方が命を落としたそうです。

この満蒙開拓青少年義勇軍は、茨城県友部町にあつた日本国民高等学校(現在水戸市にある日本農業実践学園)で訓練を受け満州に渡りましたが、実は大木市蔵氏が執筆した「実用豚肉加工法」はこの学校で教本として使われていたのでした。

この本を古書店で買う時に、店主の方から「これは満蒙開拓青少年義勇軍が現地での食料調達の勉強のために使った本だよ。」と言われました。

「えっ、それってどういうことですか?」と聞くと、

「ここに所有者の名前が書いてあるだろう、義勇軍は日本国民高等学校で訓練を受けてから満州に渡ったんだ。義勇軍はこの本を満州にも持って行ってたんじゃないかな?」と教えられました。

CIMG1055話を聞いた時しんみりしてしまいました。

「茨城県友部 日本国民高等学校内 牧島五郎」

この方はその後どういう人生を送られたのか・・・。

こういう話って学校教育とかで伝えられないかなと思ってしまいます。

(訳あって、名前が記入されていた本は現在手元にありませんが、写真を撮っておいたので載せさせてもらいます。)

〈参考〉
映画『望郷の鐘 ~満蒙開拓の悲劇~』 ~オフィシャル ~
http://www.gendaipro.com/bokyonokane/

NHKニュース おはよう日本
http://www.nhk.or.jp/ohayou/

満蒙開拓平和記念館 (長野県阿智村)
http://www.manmoukinenkan.com/