平成30年3月18日(日)、大阪府柏原市にあるカタシモワイナリーさんに視察研修に伺いました。
カタシモワイナリーさんは明治初期に河内平野を開墾し葡萄栽培を開始、大正3年に大阪で初めてワインの製造を始めた会社です。つまり100年を超える歴史のあるワイナリーさんです。
代表の高井利洋社長は大阪ワイナリー協会、関西ワイナリー協会の初代会長であります。
そんな高井社長に、100年続くブドウ畑を活用した地域活性化の取り組みについて、熱くお話しいただきました。
社長からいただいた熱いメッセージ(一部)は次の通りです。
●原材料・技術だけでは物は売れない。それにストーリー(理由)を加えることで価値を高めて行く。どのような価値を付けるかで、売り先、売価すべてが変わる。
●地場産業にはストーリーがある。また風景も地場産業と密接に関わりがあり、産業としてお金がかかっている。これをどう活用するか。
●地域活性化に一番大事なのはこの地域で何ができるか、この地域をなんとかしないといけないという魂。そしてお互いの機能を持ち寄ることで何ができるかを考える。
●「自分がいかにして相手の企業価値を高めるか」という視点で経営を考えていかなければならない。
地域と共に生きて行かなければならない私達にとって、心が震える内容でした。高井社長ありがとうございました。